3Dプリンタ(RepRapPro Huxley)の組立-ABSフィラメント

投稿 2013/09/10 (火) 午後 06:40 | デジタル工作機 | hotall

PLAフィラメントでの調整が終わったので、今度はABSフィラメントに差し替えてテスト・調整を行います。



今回購入したABSフィラメントです。
白ですが、思っていたより透けていました。

まずはフィラメントの直径を測ります。
今回は、規格通り1.75mmでした。
スライサーの設定は、取り敢えず、PLAの設定に対してフィラメントの直径と温度のみを変更しました。
項目
フィラメントの直径(Filament Diameter)1.75mm
ノズル温度(Temperature-Extruder)240℃
ベッド温度(Temperature-Bed)110℃

フィラメントを差し替えます。

まず、ノズル温度をPLAが溶ける低めの温度150℃にして、手動でエクストルーダを逆回転させ、PLAフィラメントを抜き取ります。
比較的低い温度に設定した方が、ノズル内の溶けた材料がフィラメントと一緒に出易いです。

次に200℃に上げて、ノズル内部の溶けたPLAが重力で落ちてくるのを待ち、アセトンをしみこませたティッシュでふき取ります。

ABSフィラメントをエクストルーダに差し込み、手動でノズルまで送ります。
200℃のままでもABS樹脂は溶けるようで、写真のように残っていたPLA樹脂と一緒に出てきます。

最後に、240℃に上げて、手動でエクストルーダを操作し、PLAが混じらなくなるまでフィラメントを押し出します。

テスト出力してみます。

今回は、初回でうまくできました。
PLAよりも融点が高いので、蓄熱による硬化の遅れもなく、上部の形状もきれいに出力されました。



■ 3Dプリンタ(RepRapPro Huxley)の組立 - 目次 -
  1. はじめ
  2. フレームの組立
  3. Y軸機構組立
  4. X軸機構組立
  5. Z軸機構組立
  6. ヒーテッド・ベッド組立
  7. エクストルーダ駆動装置組立
  8. ホットエンド組立
  9. 配線
  10. ソフトウェア
  11. 本体調整
  12. スライサー調整(実験)
  13. スライサー調整(まとめ)
  14. ▶ABSフィラメント

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