X軸機構で作成した昇降台を上下に移動させます。
昇降台は左右のステッピングモータから長ネジを使って駆動されます。
この文書は個人的なものであり、公式組立マニュアルから私の理解した事柄を補足的に記述したものです。この記述を参考に製作された場合の一切の責任を負いかねます。組立に当たっては、基本的にRepRapサイトの公式組立マニュアルを参考にしてください。
Y軸ロッドとZ軸ロッドの直交度を調整します。
また、左右のZ軸ロッドが平行になるように調整します。
Z軸ロッドを固定している外側のナットを緩めます。
ロットをずらして昇降台(X軸機構)を差し込みます。
Y軸ロッドとZ軸の直交度と左右のZ軸ロッドの平行度を確認しながら、昇降台の幅を微調整します。
調整後、Z軸ロッドを固定します。
Z軸駆動モーターのシャフトに駆動用長ネジを連結するチューブを取り付けます。
モーター側、長ネジ側を固定するU字部材を取り付けます。
シャフトのU字部材が、モーター台座に接触しないように調整します。
昇降台に長ネジを受けるナットを取り付けます。
ナットを押えるバネも同時に取り付けます。
昇降台に長ネジを差し込みます。
モーターを台座に乗せ、ネジで緩く固定します。
昇降台に取り付けた長ネジを回しながら、連結チューブに差し込みます。
連結部の直線性を保つため、一旦、シャフトに触れるまで奥に差し込みます。
モーターを固定した後、長ネジを少し緩め、シャフトとの間が2mm程度離してから連結チューブを固定ます。
昇降台のX軸ロッドが左右のY軸ロッドに対し等距離になるように、長ネジを回して調整します。
これで、すべての位置決め機構が完成しました。
ようやく、3Dプリンタらしくなってきました。
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