アンプやスピーカー、果てにははケーブルや電源タップに至るまで、論理的に考えれば理解しがたいことが、真面目に議論されます。
聞き分けられる人間の耳が偉大なのか、心理的バイアスの問題なのか、謎が多いです。
以前、古くなったデスクトップオーディオアンプの電解コンデンサを交換し、音質を向上させることが出来ましたが、電解コンデンサ以外のフィルムコンデンサを交換すれば、更に音質を向上させることができるのではと考え始めました。
フィルムコンデンサは電解コンデンサよりもはるかに寿命は長いので、劣化による音質劣化は考えにくく、単に同じものを交換しても意味はありません。
さて、電解コンデンサがそうであるように、フィルムコンデンサにもオーディオ用と銘打ったものが存在します。
今回はこのオーディオ用のフィルムコンデンサに交換してみることにしました。
ユーザーによる修理はメーカーの保証・修理が受けられなくなる可能性があります。
作業内容は次の通り
- フォルムコンデンサをオーディオ用フィルムコンデンサに交換する。
WIMA MKP2メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ
VISHAY Roederstein メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ
Rubycon H2Dポリフェニレンスルフィドフィルムコンデンサ
東信工業 2AUPZポリプロピレンフィルムコンデンサ - 新バージョンで省かれた電源ラインのパスコンをオーディオ用電解コンデンサで追加する。
- 同じく、省かれたオペアンプの入力抵抗を追加する。
赤茶と緑の素子がフィルムコンデンサです。
左上にパスコンのシルク印刷があります。
中央のケーブル端子の左に入力抵抗のシルク印刷があります。
東信のコンデンサは想定外に大きいので、空いたスペースに配置しました。
それ以外は元の部品より小さいので難なく交換できましました。
元通りに組立て、音を出してみます。
結果は、高音が延びて音が繊細になり、それでいて暖か味が増しました。
また、低音の繋がりが良くなり、厚みが増しました。
しかし、交換前と交換後を切り換えて試聴したわけではなく、過去の記憶との比較なので、高級な部品に交換したことによるフラシボー効果が働いている可能性は否定できません。
幸せならばそれでも良いのです。
何より、電子工作が楽しいのですから。
■ BOSE 1705II - 目次 -
- 縦置きスタンドの製作
- リフレッシュ
- ボリューム交換
- ▶フィルムコンデンサ交換
