デスクトップPCのアップグレード

投稿 2025/06/08 (日) 午後 01:17 | パソコン | hotall




修理をするのが趣味の私は、壊れていないものを買い替えるとき、残念な気持ちになります。
まだまだ使えるから、そう思って古い機器を持ち続ける、捨てられないタイプの一人です。

先日、妻の段ボールPCをアップグレードしましたが、今度は私のデスクトップPCをアップグレードすることにしました。

10年使い続けたこのPCも、例にもれずWindows11対象外です。

CPUはDevil's Canyon(Core_i7-4790K)、第4世代です。現在でも私にとっては十分使えるものでしたが、Windows10の継続ライセンスを購入してまで、使い続ける気にはなりませんでした。

この文書は個人的なものであり、内容について一切の責任を負いかねます。



さて、どのようにアップグレードするのか。

やはり、使えるものはそのまま使い、なるべくコストを抑えることにします。

マザーボード、CPU.メモリは当然買い替えです。

電源は、17年使い続けたSS-700HMは現在までトラブルがなかったので、電解コンデンサを交換して再利用します。

ケース(Antec SOLO BLACK)はケースファン(Nidec Gentle Typhoon)を含め健在、ストレージは、まだ寿命半ばなので、そのまま使います。

今回の購入部品は次の通り
  • CPU:AMD Ryzen 7 9700X
    今回は久々にAMDにしました。
    athlon64x2 3000+以来です。
    主目的はゲームではないので、流行りの3Dキャッシュではないタイプとしました。
  • マザーボード:MAG B650 TOMAHAWK WIFI
    ASUS TUF GAMING B650M-E WIFIと悩みましたが、光デジタル出力が欲しかったので、こちらを選びました。
  • CPUクーラー:NH-U12A chromax.black
    現在のCPUクーラー、サイズ TRue Black 120 PLUSは性能的に特に問題はないのですが、縁が錆び始めているので、AM5のリテンションキットを買ってまで使い続けることは止めました。
    今回は水冷を使うほどゴリゴリ動かすことを考えていませんので、従来通りサイドフローの空冷としました。
  • メモリ:CP2K16G64C38U5B [DDR5 PC5-51200 16GB x 2]
    現在の16GBでも不満はなかったのですが、倍の32GBにしました。
今回の構成は、私の使用目的からするとオーバースペックですが、前回と同様に長く使えることを意識しました。
結局、ハイエンドでもなく、ハイコスパでもない、特徴のないものになってしまいましたが、バランス的にはこれでいいような気がします。

まずは電源のコンデンサ交換です。

17年使い続けた電源です。

トラブルなく動いてくれました。
もう少し頑張ってもらいます。

交換前の基板です。

電解コンデンサはどれもニチコン製です。
液漏れや膨らみはありません。

交換後の基板です。

できるだけ積層セラミック、または固体電解コンデンサにします。
できなくても、元の電解コンデンサより寿命の長いものにします。

どれも日本メーカー製を選びました。

実はファンも、noctuaのものに交換したのですが、

アイドル時点では回転せず、やむなく元に戻しました。

このファンは3.6V程度では回転しないようです。

そのうち、電圧-PWMパルス変換器でも製作しようかなと思ったりします。

元のマザーボードです。

16年を経過して、アルミ製の冷却フィンの端はクロムメッキが剥げ、白く錆びています。

新しいマザーボードです。

全体的に黒で統一されて精悍な印象となりました。

ケースに組み込みます。

内部を見せるケースではないので、必要以上に裏配線はせず、特に苦労なく完成しました。

カードスロットとM.2スロットはガラガラで、ちょっと寂しい感じです。
次回ストレージを交換する時はM.2にしようかと思います。
最後にOSをWindows11にアップグレードして、完了です。

しかし、このパソコンのOSはデベロッパーサービスに含まれるもので、無償アップグレードの対象外であるようで、新規にパッケージ版を購入することになりました。

ライセンスキーを入力して、無事、すべてのアップグレードは完了です。

使用感ですが、そもそも10年前の機器との比較ですので、当然、速くなったと実感できます。

しかし、以前、機器を更新した時のような感動はありません。

ここで、はたと気づきました。
このシステムのパフォーマンス上のボトルネックは、私の頭なのです。
さすがに、これはアップグレードできませんね。

さて、古い部品はまだ使えるので、廃棄するのに後ろ髪を引かれる思いなのですが、仕方ないですね。
お陰で、今回、組立を楽しめた、と思うことにしました。
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