年も押し迫ってくると、頭を悩ませるイベントの一つに年賀状作りがあります。
私は字が下手なこともあり、筆不精なので、この毎年の行事はあまり好きではありません。
以前は下手な版画を作って刷ったりしましたりしましたが、最近ではプリンタ印刷が多くなりました。
毎年、この変わり映えのしない作業にモチベーションを上げるのに苦労しています。
しかし今年は3Dプリンタを製作したので、これを何とか使って、例年とは趣向を変えた年賀状作りを試してみることにしました。
例年通り、妻との共同作業です。
まずは設計から始めます。あれやこれやと話し合いながら行います。
年賀状としての制約に、定型郵便物でなければなりません。
つまり、立体物などを直接送ることはできません。
そこで、プラモデルのように平面部品を組み立てる方式とし、部品を定型に収まる紙のパッケージに入れることにしました。
部品と部品の接合には接着剤などを使わず、ほぞ組みのように差し込み、抜けないようにスライドして固定する方式としました。

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スライドすることでそれぞれの部品が噛みあい、結構丈夫になりました。
厚手の紙に(2D)プリンタで印刷します。
表面にはパッケージの外側となる宛名とメッセージを、裏面にはパッケージの内側となる作り方と部品配置を印刷します。
部品を貼り付けます。
一見すると厚手の年賀状の様に見えます。
裏面から剥がすと部品が現れる仕組みです。
下表は今回設計・使用した部品の一覧です。
3Dデータ(STLファイル)もアップしましたので、個人的な利用の範囲で、自由にお使いください。
項目 | 数量 | 入手 |
---|---|---|
馬部品A,B,C,D,E | 5 | ダウンロード |
パッケージ印刷 | 1 | ダウンロード |
結局二人ともへとへとになったので、来年はやらないような気がします。(^_^;)