罫線色のカスタマイズ

投稿 金 3/18 16:20:09 2011 | ほたるメモの裏技 | hotall

ほたるメモでは罫線の色を選択できます。
たかが罫線の色と思われるかもしれませんが、変更してみると意外に雰囲気がガラっと変わります。

「ペン色のカスタマイズ」でユーザー自身でペンの色を作成できることをお話ししましたが、同様の方法で罫線の色もユーザーが作成できます。

現在の罫線の色は設定ファイルの"LineColor"entryタグで指定します。

<entry key="LineColor">-12303105</entry>

この値は色コードで透明度、赤、緑、青それぞれ1byte長の値を連結し、4byte長の整数値を10進で表したものです。
ペンの色と同様に透明度は0xff固定としてください。したがって符号ビットが立っていますのでマイナスの値となります。

罫線の選択肢を変更する場合は次のentryタグを追加してください。

<entry key="LINE_COLOR_LIST">
ff4444ff,ff44ff44,ffff4444,ffff8800,ff0088ff,ff00ff88,ffffff88,ffff88ff,ff88ffff,ff888888,ffffffff
</entry>

(この表記では見やすくするため改行を入れていますが、改行や空白は入れないでください)

タグの内容や設定方法の詳細は「ペン色のカスタマイズ」をご覧ください。

ペン色のカスタマイズ

投稿 月 3/14 16:21:14 2011 | ほたるメモの裏技 | hotall

工業製品も多量少品種から少量多品種に移行し、我々はいろんな選択肢の中から選べるようになりました。個性が出せる豊かな時代ですが、悩みの多い時代かもしれません。

ほたるメモのペンは予め用意された色から好きな色を選ぶことができます。
しかし、色の好みは人それぞれです。自分で色を作りたいと思うかもしれません。
これはあくまでも開発用の作りこみなので、今後のサポートはできませんが、実はペン色の選択肢を外部のファイルで変更できます。

SDカードには、ほたるメモ用の設定ファイルが作成されます。この設定ファイルの内容で、ソフトの動作が変わります。
設定ファイルのパスは\HotallMemo\data\info.xmlです。このファイルはXMLフォーマットのテキストファイルです。文字コードはUTF-8で改行コードはLFですので、Windowsのメモ帳ではなくこの形式に対応したテキストエディタかXMLエディタが必要となります。

それでは中を見てみましょう。
settingfile_content_01

propertiesタグの中にentryタグが並んでいます。
ここに次のentryタグを追加します。

<entry key="PEN_COLOR_LIST">
ff000000,ffcc0000,ff00aa00,ff0000aa,ffff0000,ffee6600,ff66ee00,ff0066ee,ff884488,ffee0066
</entry>

(この表記では見やすくするため改行を入れていますが、改行や空白は入れないでください)

タグの内容は色コードをカンマで区切ったものです。
色コードは透明度、赤、緑、青それぞれ16進2桁表記で連結したものです。
透明度はff固定にしてください。
後は、お絵かきソフトなどで色を作成し、そのコードをここに入れてください。
色の数は製品版では特に制限がありませんが、フリー版は4色となります。

変更後、ソフトに反映するには、ソフトの再起動が必要です。
尚、info.xmlファイルを変更する前に、念のためバックアップを取ってください。

裏技とは

投稿 月 3/14 16:04:23 2011 | ほたるメモの裏技 | hotall

裏技という言葉には何か蜜の香りがします。
書店でソフトウェアのコーナーに行くと、「裏技」とか「インサイド」とかいうタイトルを目にします。何か他の人が知らない、秘密の情報があるのではと期待させられ、ついつい買ってしまいます。

ソフトを作った本人が裏技とか言っているのは矛盾しているかもしれません。本人が公言した時点で裏ではなく、表だろうとお叱りを受けそうです。

私がこの分類で投稿する情報は、ほたるメモの通常の使い方ではなく、少しコンピュータに知識のある人が、個人の責任で使っていただくHowToです。ですから、この使い方に関してサポートはできません。
しかし、人によっては便利な情報かもしれないと思い、投稿することにしました。

画像データで保存

投稿 金 3/11 17:58:43 2011 | ほたるメモとは | hotall

「どうやったらテキストに変換できるのですか?」
このソフトを使った方からよく聞かれます。
その度に、ほたるメモは画像データのまま保存するソフトで、テキストには変換できませんと申し訳なく返答します。

相互運用性を考えれば、キャラクタコードで表現されるテキストデータのほうが優れていることは明らかです。
もし、手書きデータがエラーなしに変換できる技術があれば、ぜひ導入したいところですが、手書き入力で長い歴史を誇る電子辞書でさえ、変換誤りは発生します。
変換誤りがゼロでなければ、入力-変換の後に目視チェック-訂正の段階が必要になり、手書きの意味が薄れます。
テキストの入力が必要な時、私ならば、手書き変換するよりも、ソフトキーボード入力を選びます。キーボード入力は慣れれば、それなりの精度でそれなりに速く入力できるからです。

相互運用性のデメリットを差し引いても、テキスト変換を行わない手書きメモが良いと思うことは二つあります。
一つは手書き行為自体が記憶に結びついていることです。
学生の頃、何かを覚えるにはひたすら書き写していたように思います。
先生の言葉、黒板に書かかれた文字、教科書の文章。
真偽のほどはわかりませんが、書くことと復唱することは記憶する秘訣だと教えられ、今でもそれを信じています。

手書きのもう一つの利点は、周辺の状況と一緒にイメージとして記憶されやすいことです。
我々は、何かを記録したいためにメモをしますが、記録したいことのすべてを文章で表すことはできません。一部のキーワードをメモに記録するだけです。後で記録した時点の思考を再現するためには、メモのキーワードに紐付けされた頭の中に記録されている記憶を呼び覚ますことが必要となります。
手書きメモの場合、書いた文字は同じ言葉であっても、手書きの文字はその時々で形が変わるので、言葉としてだけでなく、映像として頭の中に入るようです。
私の他人が読めない下手な字も、後で見れば、書いた内容だけでなく書いた時の状況を思い出すことが多々あります。
その文章の意味やその周辺の状況と一緒に、手書きの文字がユニークなアイコンとして記憶されるからかもしれません。

私の勝手な憶測かもしれませんが、これらのメリットがある限り、紙のメモをはじめとする手書きのメモが必要とされ続けるのではないかと考えています。

シートサイズ

投稿 木 3/10 12:01:15 2011 | ほたるメモとは | hotall

メモする時、どんな大きさの用紙にするか悩むのではないでしょうか。
紙の場合、内容が少ない場合は付箋に、多ければノートに書くなど、目的に応じて複数の用紙を用意することになります。

ほたるメモでは用紙サイズを選択できますので、紙のメモのように複数のサイズの用紙を持ち歩かなくても済みます。
また、すでに書いたメモも後でサイズを変更できます。
したがって、あまり悩まず取り敢えずサイズを決めてしまい、必要に応じて変更するのが良いのではないでしょうか。

用紙サイズを大きくするとファイルサイズが気になります。
ところが、実はファイルサイズは用紙サイズではなく、メモの内容で決まります。空白が多ければファイルサイズは小さく、複雑な模様が広範囲に描かれていればファイルサイズは大きくなるのです。
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